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展開図

『MODELHOUSE3』は先週末に足場が解体されて、


そとん壁とガルバリュウムの真っ白な外観があらわになりました。


晴れた日に見ると、よりいっそう白さが際立ちます。





今週末には外構と内部の壁・床・天井の仕上工事も終わり、


照明やトイレ・洗面台などの器具の取付工事に進んでいきます。


この様に現場は順調なのですが、社内での作図作業としては


こちらの現場監理に加え、プラン・打合せ・お見積などが数件重なり


少々パニック気味。(大変ありがたいことです


プランやお見積りでお待たせしておりますお客様、いましばらくお時間をください。



今週からはそれらの作業と並行して4月に着工した2物件と、


6・7月に予定している4物件(リフォーム1件)、計6物件の展開図を作図しなくてはなりません。


展開図とは部屋の中央に立って東西南北の4方向の壁面を描いた図面のこと。


                   【展開図】




主に構造以外の造作工事で大工さんが一番必要とする図面です。


そこには、窓や建具の大きさと設置の高さ・棚板の大きさや枚数・


巾木や手摺・ハンガーパイプなどなど、構造図には表れない実用性や意匠性に係わる


全ての情報が表現されます。(細かな納まりは部分的に詳細図などで対応します。)


大工さんは、この展開図の通りに正確に造っていきますので、気の抜けない重要な図面です。


1物件約4枚、6物件計20枚以上の展開図をこれから作図しなければ(GWもかかりそう…


展開図はその建物の内装のデザインの方向を決めるものでもありますので、


納まりを考えながらの作図には結構な集中力を使います。(わたしの場合…)


正直、作図に取り掛かるまで一番頭を悩ませる図面でもありすが、


いざ作図をはじめると徐々に調子が出てきて、平面の段階では気の付かないアイディアが


どんどん湧いてきて、いつの間にか建物が(採算度外視で)グレードアップしてしまいます。


作図を終えると、少なからずの安堵と達成感を味わえる大変貴重な図面なのです。




 
                  【 6月着工予定:F様邸 】





                    【 7月着工予定:T様邸 】







津野幹也
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