壁体内結露を防ぐには
2015.02.27 Friday
こんにちは、今日は当社でいつも採用している
耐力面材ダイライトについてのお話です。
写真のように外周りに張ってあるボードがダイライト。
耐力面材というのは、地震や風に抵抗する壁を造るため柱〜柱に
細かい釘ピッチで張るボードのことです。
耐力壁としての能力としてはもちろんなのですが、
特筆したいのは、透湿性の高さです。
当社ではダイライトを張り、そこに現場発泡ウレタンの断熱材を
吹付けています。
室内の湿気は壁の中のウレタン断熱材を通りぬけ、
耐力面材も通り抜け、通気層に排出されなければなりません。
ですので、湿気を通しやすい面材でないと壁内に湿気が溜まり、
壁体内結露を起こすのです。
下の表は、面材別の透湿性を表したもの。
表の一番上の段を見ると、構造用合板の4倍以上
ダイライトの透湿性が高いのがわかります。
上の表は壁の断面を表していて、壁のどこで結露が起きているか
見て取れます。(一番下の青の線が山形になっている部分、
少しわかりづらいですが)
構造用合板(左上)では壁体内結露が 起きているのに比べ、
ダイライト(左下)ではほとんどありません。
選んでいるのには、理由があるのです。
byおぐま